これはeszett X-004-rhで修正版を出すことにします。
さて、前回に続き、中指シフト系カナ配列を、実用レベルまで作ってみました。
配列名は弓弦月(ゆみはりづき)や、アルテミス(しばしば月の女神とも言われる弓使いの女神)などから、弓配列としました。
バージョンはX-001(試作版1・Experimental-001)とします。
以下に配列表を示します。
【アンシフト(通常)】 なかのとて つういしきこ で☆★にた くん★☆はー ょゅますゃ っる、。ふ 【★逆手シフト】 ○めばほぺ づぞごえね〜 どそやらざ ぴわちりれぐ げ○ぽゆ○ ヴぬ「」・ 【☆逆手シフト】 !せけよべ &びじろぶ@ さもをおへ ぎだみあが: ぷぼぱぜ○ ず;()? 【★同手シフト】 ○○○○○ ○○○○○○ ぇ○○ぉ○ ○む○○ひ○ ○○○○○ ○○○○○ 【☆同手シフト】 ○○○○○ ○○○○○○ ぃ○○ぁ○ ○ぅ○○ぢ○ ○○○○○ ○○○○○
入力方法
アンシフトにある文字は1打で入力し、シフト面にある文字は、シフトに当たる星マークのキーを押したあとに入力します。(前置シフト)逆手シフトでは、右手にある文字は左のシフト、左手にある文字は右のシフトを使用します。
同手シフトでは、右手にある文字は右のシフト、左手にある文字は左のシフトを使用します。
この配列の特徴
月配列 Ux版、星配列と同じ、中指前置シフト、薬指前置シフトを採用しています。清音と濁音・半濁音は独立して配置しています。
また、ホーム段アルペジオ打鍵が可能な組み合わせのみ、同手シフトを割り当てています。
このため、わかりやすさには少々難があります。
拗音、外来音、濁音、半濁音などの打鍵数増加を防ぎつつ、打鍵数を月配列 2-263版と同じくらいにとどめました。
その分、打ちにくいとされる小指上段などに、高頻度カナが割り当てられていますが、運指上はそれほど問題ないと思います。
設計方針など
拗音・外来音は、感覚的には2文字で1音(1モーラ)です。それにも関わらず、頻度が高くないために、カナ系配列では打鍵数が多い配置にされてることが多いです。
これは頻出語句を打ちやすくするためには当然なんですが、他の配列ではあまりにまどろっこしく感じたので、高頻度カナの入力しやすさを保ちつつ、拗音・外来音も入力しやすくできないものかと考えました。
その辺りに配慮して、弓配列では、長音と小書き文字は1打か、ホーム段アルペジオで入力できるようにしました。
その他雑感
自作したことでの割と大きいメリットと思ったのが、自分で配置している分どこにどのカナがあるかかなり分かる部分があるっていうこと。(その分作るのに労力を使ってるわけではあるんだけどね)
少し試用してみたところでは、他の中指プリフィクスシフト系の配列と比べても運指が悪いという感じもなく、実用に使えそうでした。
ただ、使い込んでみないとわからない部分もあるでしょうね..。
設定ファイル・配列表画像
EGBRIDGE用と、菱用のファイルを配布します。※EGBRIDGE用ファイルが動作しなかったため修正版をアップしました。(2006-08-02)
EGBRIDGE用 (yumi_001.egbrset)
菱用 (yumi_001.hh)
配列表画像 (yumi_001.png)