このキーボードはHappy Hacking Keyboardシリーズのうち、Happy Hacking Keyboard Lite2をMac向けに特化したもの、という位置づけのようです。
このキーボードを選んだ理由は2点で、
- テンキーやいくつかの機能キーがなく、コンパクト
- 付属のドライバでキー配置をかなりカスタマイズできる
コンパクトさに関しては、特にキーボードの右に置くマウスのスペースを侵食しない点が良いです。
キータッチは、特に悪くはありませんが特に良いわけでもないといった感じです。
それでもiMac付属のキーボードに比べるとかなり打ちやすく感じます。
ただ、うるさいというほどではありませんが、iMac付属が静かなのに比べると、多少カチカチと音がする印象があります。
デフォルトのキー配列
(Happy Hacking Keyboard Lite2 for Macのページにキー配列の画像があります。)iMacなどに付属しているキーボードと違って、かなキーが打ちやすい位置にあります。
ちょうど英数,かなキーが無変換,変換キーと同じ位置になったような感じです。
ControlはAの左、Escは1の左にあります。
カーソルキーは右Shiftの下に小さめで浅いものがついています。
Fnキーとの組み合わせでも使えます。
Caps Lock,各ファンクションキー,Forward Delete,Home,End,PageUp,PageDown,Help,Eject,音量3キー,PowerキーはFnキーとの組み合わせで入力できます。
キー配列のカスタマイズ
付属CDに入っているのユーティリティを使うことで、ほとんどのキーがすべて入れ替え可能になっています。カーソルキーとFnキーとの組み合わせはあまり変更できませんが、それ以外は問題ないでしょう。
(付属のユーティリティに関しては、ITmedia +D PC USER: Mac印のミニキーボード――PFU「HHKB Lite 2 for Mac」に、スクリーンショット付きの説明があります。)
また、keylayoutファイルを併用すれば、かなり自由にキー配列を変更することができます。
keylayoutファイルの編集には、Ukeleleが使えます。
(日本語化されていないので英語版です)
以下は個人的にカスタマイズ検討中のもののリストです。
- DeleteやReturnを親指位置に。
- DeleteやReturn,Shiftなどを英語キーボードのように左にずらす。
- Shiftキーを英数/かなキー位置に配置して、英数/記号入力を親指シフトに。
- Shift,Optionキーを英数,かなキー位置に配置して、英数/記号入力を親指2シフトに。
- Controlを英数キー位置に配置して、Emacs風キーバインドを使いやすく。
親指2シフト英数/記号配列 Thorn X-001
英数/記号入力も親指2シフトにすれば、プログラミングなどで使う記号の連接を打ちやすくできるのでは?と思ったので、作成してみました。Colemakベースで、左親指を大文字シフト、右親指を記号シフトとして使います。

Colemakは、親指2シフトで打ちにくいT位置やY位置の頻度が低いので、親指2シフトにも比較的適していると言えそうです。
(とはいえ、新しく親指2シフト向けに作ったほうがいいかもしれません。)
この配列は、HHKB L2 for Macでは、keylayoutファイルを使って片方をShift、もう片方をOptionに設定することで実現できます。
Windowsでも窓使いの憂鬱などで実現できるかもしれません。(未確認)