2007年02月04日

前置シフト系カナ配列「弓配列」X-102

前回の弓配列 X-101ではほとんどの外来音を3打化しましたが、それでもまだ打ちにくい外来音が残っていたので、その点を改善したバージョンを公開します。
バージョンはX-102(Experimental-102)とします。


以下に配列表を示します。
(色付きの文字はX-101からの変更点です)


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2007年01月21日

親指シフト系かな配列「蜂鳥配列」X-001

私が今前置シフト系の配列を作りはじめたきっかけの一つに、
現在Mac OS Xで親指連続シフトが使用できないことで、飛鳥カナ配列の使用を断念したということがあります。

私が親指シフトのメリットとして考えていることは、大きいもので2つあります。
ひとつは、親指を使うことで、他の指の負荷を下げられること。
もうひとつは、同時打鍵をすることで、1文字1打鍵動作にできることです。

今になって飛鳥の配置を見ると、外来音対応が不十分に見えること、かなり右手優先であることなど、
私の好みに合わない部分があるのがわかったので、自分が親指シフト配列を使うならどう配置するか、と考えて配列を作ってみました。
名前は、飛鳥の“鳥”からの連想で「蜂鳥配列」とします。

以下に配列表を示します。


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2006年12月26日

似た機能を持つ文字の配置

清濁の文字をバラバラに並べても、その配列である程度打てるように違和感なく打てる、というようなことは、弓配列 X-001を使うことで実感できました。

あと疑問なのは、[じぢ]、[ずづ]、[バ行ヴァ行]、[おを]、[はわ]、[えへ]のような発音上等価なものも配置を関連付けたほうがいいのか、という部分です。
弓配列 X-101に乗り換えて間もない今は、「お」が、左薬指→右中指 なのに対して、「を」が、右中指→左薬指 だということに少し違和感を覚えています。
これが慣れで解消できないようなら、配置を見直す必要がありそうです。


それに対して、[ずづ] はLR,LTと、かなり近い指運になっていますが、ここまで近い指運にする必要はなかったかもしれない、と感じています。
現在「ず」と「へ」を入れ替えて試しているところです。
(同シフト→同指 なので関連付けは充分かなと)
「すず」「まず」「ゆず」の関連でこのほうがいいので、問題なければ、X-102では入れ替えようと思います。
後は、X-101で入れ忘れた「ヶ」「ヵ」を同手に組み込む予定です。
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2006年12月23日

egbridge for Macで使うキー配列定義ファイル集

Windowsでは、やまぶき窓使いの憂鬱姫踊子草といったツールで、色々なキー配列を使うことができます。
Mac OS Xには今のところ汎用のキー配列エミュレータはないようですが、
いくつかの配列は、egbridgeATOKといったソフトウェアの、ローマ字定義でを使うことができます。

今回は私が現在使用中の弓配列 X-101でも使っている、egbridgeで使える定義ファイルをいくつか作ったので公開してみます。
(※これらは弓配列,Myst以外はそれぞれオリジナルの作者がいます)


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2006年12月19日

中指・薬指シフト系カナ配列「弓配列」X-101

前回の弓配列 X-001から半年近く経ちますが、次版ができたので公開します。
バージョンはX-101(Experimental-101)とします。

X-001と同じ配置のカナも少なくはないのですが、1から配置替えをしたのでかなり配置が変わっています。
方向性はX-001とあまり変わらず、バランスを強化した感じになっていると思います。


以下に配列表を示します。


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2006年09月13日

利き手重視を疑う

飛鳥カナ配列の右手負荷集中は、よく疑問視されていますが、これについては右利きは一種類ではないという点も頭に入れておく必要があるのではないかと思います。

利き手についてはあまり解明されてない部分も多いようですが、右利きと左利きに完全に二分されるようなものではないようです。
右利きの人には、左はまるでだめの人もいれば、左は第二の利き手という人もいると思います。

個人個人の最適配列ということになれば、利き手優先というよりも、左右の利き比率最適化ということが必要なのではないかと思います。
(ただ、「右はよく利き、左は利かない」が多数派のような気はします)

そういう意味では飛鳥カナ配列は、作者のRayさんと同じ利き手タイプに最適ということになりそうです。

こんなことを言うのは、私自身があまり強い右利きではないためです。
ペン,はさみなどは右ですが、わりと細かい作業なのに気づけば左を使っていたりということもあって、左利きを疑ったこともあります。
(とはいえ、矯正はされてないようですし、総合的な利きは右のほうがいいようです)

自分の利き手比率を数値化できればいいのですが、それはなかなか難しいですね。
利き手最適化をするとなれば、結局のところRayさんのような大量な評価打鍵をするしかないのかもしれません。
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2006年09月09日

「バ」と「ヴァ」の微妙な関係

最近弓配列 X-001を使っていて不満な点の一つに、「ヴァ行が打ちづらい」というものがあります。


ヴァ行は出現率が低い

[ヴ] の出現頻度というのはかなり低いので、カナ系配列ではヴァ行を打ちやすくしているものはあまり見かけません。
それに対して、Qwertyローマ字入力は「ヴュ」を除いて2打で打てます。
ローマ字入力ではヴァ行はかなり優遇されているといえます。
したがって、ローマ字入力出身の私が打ちづらく感じるのはある意味当然ですが、それだけではない気がしました。



「バ」と「ヴァ」の微妙な関係

通常ヴァ行はバ行と交換可能です。 「ヴァージョン」を「バージョン」と書いて問題ないですし、むしろその方が多かったりします。
それにも関わらず、バ行は2打、ヴァ行は4打というのでは、ヴァ行をひどくまどろっこしく感じるのも無理はないと思います。

この点の解決法としては、[ァィェォ] を1打化する、[ヴ] を1打化する、というものが考えられます。
打鍵数を考えれば、[ヴ] を1打化して小指伸などの悪位置に置くのが妥当でしょう。
(これでも、打鍵数はかなり妥協しなければなりません)

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posted by eisuu-kana at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | かな/カナ入力方式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

悪指運“率” vs 悪指運“数”

ある配列の運指を任意の文章で評価したとする。
以下のような結果が出たらどっちがいいと判断するべきなんだろうか..。

 配列A配列B
総打鍵数9001000
悪指運率10.5%10.0%
悪指運数95100

配列Aのほうが悪指運率が高いが、悪指運数そのものはむしろ少ないです。
この場合総打鍵数自体、配列Aのほうが高いので配列Aのほうが良いというのが妥当な気がするけど、悪指運率より悪指運数を重要視していいものだろうか。
(悪指運率が高いほうが打鍵感覚は悪くなる気もします)

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posted by eisuu-kana at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | かな/カナ入力方式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月31日

弓配列の指運評価

弓配列 X-001mikadoさんの指運解析CGIスクリプトで打鍵数・指運の評価をしてみたところ、月配列2-263とおおむね同水準だとわかりました。
サンプルによっても違うけど、月より少し良かったり少し悪かったりと、全体としては優位な差が出ない感じです。

体感的には、外来語で<:>に配置している長音にひっぱられている感があり、それが気になります。
飛鳥のように良位置にひっぱりだしたほうがいいのかもしれません。

月にしろ弓にしろ、悪指運率がだいたい3%くらいになるみたいなんですが、この3%っていうのは案外少なくはない気がします。
3%というと、1/33ですからね..。
左右分離型行段系では悪指運率が極めて低くなることを考えると、やっぱり行段系はそこが大きな利点なんだなぁと思ったり..。



弓を使っていると、[Q@:]が特に打ちづらい印象を受けます。
ただ、悪位置であることよりもQwertyローマ字で使ってこなかった位置という理由のほうが大きいのかな、と思うとここが欠点なのかは判断しかねます。

良位置・良指運を徹底するなら、[QBY@:/]を外して、6シフトなんかも案外ありなんじゃないかと思いました。
打鍵数的には厳しくなりますが、ボトルネックが少なくなるメリットは案外大きいんじゃないかなあ、と。
posted by eisuu-kana at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | かな/カナ入力方式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月25日

「しゃ」が2動作であることの利点

私は行段系からカナ系へ移行する時、「しゃ」を<し>と<ゃ>に分けることに納得できるだろうか、などと考えていました。
これは、私がすぐにカナ系に行かず、行段系のMyst配列(旧eszett)を作った理由の一つでもあります。

しかし、カナ系を試してみてからは、その点にはほとんど違和感がなく、驚いています。
むしろ、「1動作で画面上に表示される文字数が常に1つ」ということがメリットに感じられました。

発音との一致という意味では、拗音・外来音の分離は発音と少し離れてしまうのでその点ではデメリットと言えます。
しかし、打鍵のレスポンスとして必ず1文字が出力されるというのは自然な印象で、充分大きなメリットと言えそうな気がします。
逆に言えば、拗音・外来音を1動作化することは、1動作で画面上に表示される文字数が1〜2になってしまう、ということでもあります。

さらに“入力規則が単純になる”というメリットがあることを考えると、[ぁぃぅぇぉゃゅょ]は1打で打つというのはやはり理に適っているように思いました。
その上で“思考発音”に近づけるために“倍速打鍵の適用”をするというのもまた、理に適っているように思います。
posted by eisuu-kana at 10:25| Comment(0) | TrackBack(1) | かな/カナ入力方式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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